ほんなもんぼ体験学校　～稲刈り、枝豆収穫、芋堀り体験編～

　無農薬・無化学肥料で作る環境にやさしい農作物栽培を体験していただける、年6回の農業体験学校のご紹介です。この体験学校は、佐賀市とＮＰＯ法人　元気・勇気・活気の会（有機農業の実践団体）が協働で行っている取り組みで、今年で11年目になります。5月から11月まで（8月は休校）、田植や稲刈り、芋・野菜の植え付けや収穫などの農業体験を行いました。
　今回は、ど～んとまとめて、10月7日（日）から11月18日（日）までに行った、稲刈り、枝豆の収穫、芋掘り体験についてご報告します。

　10月7日（日）は、第4回農業体験の稲刈りを行いました。6月に泥だらけになりながら田植えをした苗が立派に育ち、無事に収穫を迎えることができました。
　はじめは、恐る恐るノコガマを振るっていましたが、徐々に慣れてきて、ザクッザクッとリズミカルに稲のたばを刈り、あっという間にすべての稲を刈り終えました。
　その後は、稲を両手いっぱいに抱えて、順番にコンバインの前に並び、脱穀作業を行いました。稲わらはコンバインで細かく砕き、田んぼに均等にひろげました。コンバインを間近に見ることができ、めったにできない体験ができた！と喜んでいただきました。

　10月21日（日）は、第5回農業体験の枝豆の収穫を行いました。7月に種まきをした黒豆が順調に育ち、莢（さや）がぷっくり膨らんでいました。あらかじめ根元を切り取ってあったので、莢（さや）を枝からはずす作業を行いました。大人はもちろん、小さな子どもも一つずつ丁寧にはずしながら、ビニール袋にたくさんの枝豆を詰込んでいました。
　収穫した枝豆は持ち帰って、獲れたての枝豆を味わっていただきました。

　11月18日（日）は、第6回＆最終回の農業体験、さつま芋の収穫を行いました。5月に植えたさつま芋と里芋ですが、夏の日照りで里芋はあまり育たず、収穫体験はさつま芋のみとなりました。
　前々日の雨で、畑の土は湿った状態。大きなスコップで土を掘り起し、泥だらけのさつま芋を探し出し、「大きいよ～。」「こっちの方がもっと大きい！」「ほら見て。顔と同じくらい。」と盛り上がっていました。
　作業のあとは、第5回の体験学校で収穫した新米で作ったおにぎりと、有機野菜をたっぷり使った具だくさん豚汁をいただきました。とっても美味しく、自然の恵みに感謝です。

　全6回のシリーズでしたが、たくさんの皆さんに楽しんで有機農業を体験していただくことができました。農作業だけでなく、田んぼや畑にいる魚や虫たちを追いかけることも面白かったですね。ご参加いただいた皆さん、本当にお疲れさまでした。